太陽と毒ぐも

太陽と毒ぐもよそのブログ経由。角田光代「太陽と毒ぐも」。おかしな癖のあるパートナーとの生活を描いた短編集。風呂に入らない、物を買い漁る、万引き癖、記念日フェチ、迷信フェチ、などなど。夫婦よりも同棲中の恋人同士というのが多い。

ここまで極端ではないにしろ、一緒に暮らしてみてはじめて気づく似たようなことってけっこうある。わたしは何事もすごい大雑把っていうかまあ早い話がガサツで、ころすけはわりと細かい。このギャップ、ストレスになるかなーとおもったけど、意外とバランス取れてる。今のとこは。先日なんかは、食べるものに対する熱意の温度差(もちろん、わたしの方が食に対する執着心が圧倒的に強い)で、喧嘩というわけじゃないけどわたしがちょっと落ち込んだりしてた。まあそれについては話をして、お互い理解して納得したのでいいんだけど(最近ちゃんと気遣ってくれてるしね)、でもなんかそういうちょっとしたことの歪みが積み重なって、大きな溝になってしまう関係もあるんだろうなぁとおもうなどした。

そんなこともあって、なんか面白く読んだ。人と一緒に暮らすって、譲歩の賜物なんだよな。当たり前だけど、相手を思いやること、相手の立場に立って考えることを忘れないようにしたい。

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