弟が読んでいて面白そうだったので、古屋晋一「ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム」。自身もピアノを弾く著者が、ピアニストの超絶技巧と記憶力を支える脳のメカニズムを脳科学・身体運動学から明らかにする。
いやこれは実に興味深い。わたし自身ピアノを弾くけれど、よく指があんだけ動くなとか、楽譜も覚えようと思って覚えてるわけじゃないけど覚えちゃうわけで、なんとなく不思議には思っていたし、実際ピアノを弾かない人には「すごい」と言われるものだ。音楽を科学するなんてナンセンス、という向きもあるかもしれないけれど、ひとつのアプローチとしてすごく面白いとおもう。人間の身体ってすごいなぁ。まあ、この本を読んだところで今さら超絶技巧を体得することができるわけではないんだけど(笑)。しかし、日々の練習は大事であることは明白。せっかく幼少期からやってきたわけだし、またきちんと練習再開したいなぁ。いや、しよう。まずは、ピアノのイスを定位置に戻すことからw