庭にくる鳥

庭にくる鳥読んでいた他の本に出てきて買った、朝永振一郎「庭にくる鳥」。エッセイ集なんだけど、ノーベル物理学賞を受賞している著者の視点がユーモラスでおもしろい。

この中の「ねこ」は、引っ越しをしたところ飼っていた猫が新居になじめず、行方不明になったり石炭箱の中で真っ黒によごれて丸くなっていたり、という珍事を綴っている。わたしはネコ助さんのことを思い出したが、朝永氏の息子が MIT に留学しているとき、慣れない海外生活と猛烈なスピードで進む授業に参りかけていたところに父から送られてきた「暮しの手帖」に掲載されていたのがこの随筆だったという。「猫よ頑張れ」という父の言葉は、息子にあてた激励であったのだ。

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