沖中さん

お友達に沖中さんって人がいるんですけど、わたしは毎朝その沖中さんを思い出します。

冬の寒い朝、携帯電話のぶぉーぶぉーという音が耳元で響く。あたたかく果てしなく気持ちいい布団の中、いつまでも惰眠を貪っている。

5分おきに鳴る携帯電話、その都度止めるわたくし。4回止めただろうか、5回止めただろうか。そしてまた携帯電話が鳴る。背面液晶のデジタル時計をみると 7:25 と表示されている。

ああまだ寝ていたいのに・・・
ああでももう起きなきゃ・・・
起きなきゃ・・・
おきなきゃ・・・
おきなか
沖中

これは恋かしら

3 thoughts on “沖中さん

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